ボクは、つり好きの父親を持ったためか、肉よりは魚な人間です。
そんなボクですが、半年に一度、どーしても体が肉を求めたどり着く場所があるのです。
鶏肉の聖地、ケンタッキーフライドチキン!
とある事情で夕食は外で済ませることになりました。
新宿にはいろんなお店があるんだけど、ひとりでぶらっと入るなら、
ファーストフードにすっか、金ねえし。
となる。
フラフラしてると、カーネル・サンダース翁の不敵な笑みが・・・。
あ・・・、そろそろ時期か・・・。
そんな訳で店内へ入って注文。
ケンタッキーでハンバーガーは邪道である。
(ついでに言うと「栄養のバランス」とか「コレステロール」とかも論外である)
当然、フライドチキンのセット。
「特盛セット」という牛丼じゃねえかってネーミングのセットを注文。
この特盛セット、チキンが3つとポテトがついてるけど、
なんと飲み物は含まれていない。
「100円でドリンクをつけることもできます」
といわれて、お得感のかけらもなく注文。
席に着き、まずはトイレに行って手を清める。(普通に洗う)
そして、ひとつめを食す。
美味である。
ジューシーな鶏肉の味わいが口いっぱいに広がる。
この時、カーネル・サンダースの微笑みは神のごとき輝きを放つ。
ふたつめ。
ひとつめの勢いを保ちつつも、そろそろ体に異変が・・・。
ポテトで口の中を中和しつつも、鶏肉の油がしつこく感じられるようになる。
コーラを飲み、一息ついて、最終章。
ここまで来る頃には、もはや苦行である。
カーネル・サンダースの微笑みも「せせら笑い」にしか思えない。
手はベトベト、口もベトベト。
だったら残せばいいじゃねえか、と思うがプライドというか何と言うか・・・。
食べ終わる頃、達成感というより疲労感。
トレイには食べ終わった残骸が物悲しく転がっている。
ボクは激しい後悔と胸焼けを抱えて店を出る。
時は流れ、忘れた頃に、ムズムズと体が肉を求め、気づくと白髪のおじさんが・・・。
そんなことを約6ヶ月周期のリズムで繰り返すのである。
posted by umetomo at 23:47|
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